奉納絵祉　景五龍(keilon)

いつも、ブログへのご訪問ありがとうございます。

今日は冬至ですね。

柚子風呂に入ると風邪をひかないと言われますね。
本来は、一陽来復のために身を清める行為だったそうです。

強い香りのもとには邪気がおこらないという言われからです。
柚子の香り・・・好きなんですよねぇ(*^_^*)

絵の中にある心情を感じてくださった話

今年の廣瀬神社の仲間展のときに
わたしの作品を見てくださったかたが
『景子さんの作品は、美しい。でも、その中に寂しさがある』

と、表現してくださいました。

その時、

”あぁ、それはいいなぁ、嬉しい評価だなぁ”　

と、喜んだのです。
それは、『シャネルの香水作り』の話と
今のわたしの”祈り”に関係していることで

そこを感じてくださるなんて・・・と感謝しました。

この日曜日の満月。
午後急に眠気が襲い

椅子に座っていても
首がガクンッと後ろに倒れる始末。
”これは、本格的に寝よう！”

と、布団にはいりましたら、なんと4時間も爆睡。

わたしがいつも、眠くてしょうがなくなるときは、

その後に、自分への理解が深まるような
意識の変化を体験するのです。

そんな翌日、散歩に・・・。
わたしの家の裏は、
山あり、川ありで自然が豊かなんです。
そんな景色を眺めながら
『景子さんの作品は、美しい。でも、その中に寂しさがある』

と言う言葉を思いだし　深く感じていました。

どうして”寂しい”のか

パステルアートに出逢って
作品を描くための15㎝×15㎝の紙の上は
わたしが、ありのままを表現出来る場所であり

思うままに生きることを赦された
『舞台』だったように思います。

”こんなことを大切にしているわたしが居るんだよ！”　

”こういう世界になるといいよね！”

”こんな素晴らしい　意識があったなんて！”

・・・そういう思いと祈りを込めて作品を描き始め、

今も、それは変わらずにいます。

それまでは、表現出来ない経験がたくさんありました。

それまでのわたしは、
今より、もっともっと自己表現が苦手でしたから。

 

自分を守りたい気持ちが負の連鎖に

わたしは、3歳で小児喘息になり

幼稚園、小学校は休みがちで
なかなか友達の中に入るのに苦労していました。
周りの様子を伺いながら
人と接するようになったのは自然でした。
人との接しかたが分からず、
これまでの人生で、
何度か”誤解”されるシチュエーションがありました。

一番覚えているのが
小学5年生のとき、縦割りでの掃除時間出来事です。

コンクリートの廊下に水を流して　ほうきで掃いていたら
4年生の女の子に水が散ったみたいでした。
女の子は、わたしに言うのではなく
6年生の班長さんに
『あの人がわざとかけた』と伝えたのでした。

わたしの行動を問いただす班長さんの目は、
とても怖いと感じました。
何も言い返せなかったんです。

言い返せないわたしに、ふたりは無視するようになりました。

嫌な感情を持ったまま、
『どうして、わたしを悪者にしたんね！！』
『どうして、無視されんといけんのんね！！』(激おこ(｀Д´))
それからは、一見
普通に装っていましたが

二人に敵意を持ち　心に壁を作っていました。

自分を愛する(守りたい)気持ちが
裏返って、戦う意識になっていました。

全く健全ではありませんでした。
そのように、表現できないわたしは、

何か悪口を言われり、不都合な状況になったら
敵意を持つことが常になっていました。

戦った対価

そういう出来事を通してわたしは、
人から嫌われていると思うようになりました。

他者に敵意を持つから、
他者からも嫌われているような気持ちになっていることに

最近になって、気が付きました。

それは、
パステルアートに出逢ってから気が付いたのです。

『なんて嫌なヤツ！！』

と、自分で自分が嫌いになることを
ずっとしていたのです。
今、考えても　ホント辛いです。

パステルアートに出逢ったころは、

そういう『寂しさ』を抱えたまんまで歩んでいました。

”敵意”を”愛”に換える

”自分が放った敵意に傷ついていたのは自分自身である”

ということに気づいたのは、
人に対して良い行いをしたにも関わらず
”わたしのこと、非難してないよね？”

と、思う自分がいることに気づいたこと

がきっかけでした。

そこから、

【　自分を愛そう　】【　いっぱい愛を届けよう　】
と、意識するようになりました。
そして、

愛を届けた自分自身を

しっかり抱きしめるようになりました。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ずっと自分自身を愛したかった。

その原因を知り、
今は、自分を知らず知らずに
自分自身を傷つけているかたの
お気持ちを察することが出来ます。
全くピカピカの人はいなくて
どこか、傷ついているものだと思います。

そこに共鳴しながらも
愛を放つ作品を描きたいと思っているから
『景子さんの作品は、美しい。でも、その中に寂しさがある』
という言葉を全肯定して喜べるのだと感じます。

2020年作品【歓露】
シャネルの香水作りの話を聴いたことがあります。

とても素晴らしい香りを集めて調香されるのですが

最後に１滴だけ、
受け付けられないような香りを入れると言うのです。
そのことで”人”に馴染む香りになるんだとか。

１滴の”負”は、必要なのです。
美しいばかりは、非現実的ですからね。

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さて、もうすぐクリスマスですね。

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