パステルで描くマンダラアートの
進化バージョンとして
2017年より
宇宙に浮かぶ星のように
額装加工した作品を
「プラネタリィアート」と名付け
大きな展示会出展のタイミングで
新作を手がけています。
今回の作品は
昨年の8月に描いて
展示委託してくださる所へ送り
2月11日(木・祝)~2月15日(月)
東京・上野の森美術館での
第26回 日本の美術 全国選抜作家展
でお披露目となります。
出展作品は1点
タイトル 【 歓露(かんろ) 】
歓露とは、
甘露(かんろ)から名付けている
わたしの造語です。
「甘露」という言葉との出会いは、
草場一壽氏の個展でした。
こちらの会場に
「 甘露かな、甘露かな・・・ 」
という言葉とともに
描かれた作品がありました。
どんな作品だったのかと
検索しても出てこないので
残念なのですが
なぜか心に引っ掛かり
草場さんが会場にお見えになったタイミングで
「 甘露とはなんでしょうか? 」
と質問したのでした。
草場さんが応えてくださったのは
だいたいこのようなことだったと記憶しています。
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天地陰陽の気が調和すると
天から降る甘い液体なんですよ・・・。
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なんだかステキだなぁと
心に残っておりました。
ちょうど、2020年の大河ドラマ、
穏やかな世になったとき、
その王のところに「麒麟が来る」・・・
的な感じがします(笑)
それから、
サイババの絵から
アムリタが出てくる話も
興味を持ったものです。
中国で言う所で「甘露」は、
後に、インドの「アムリタ」と同一視されたようです。
どちらも 甘い蜜のような
天の存在が
その密を頂き、
不老不死の身体を得るというような解釈です。
昨年、アムリタ・甘露という
学びのタイミングが
龍頭図を通してやって来ました。
龍頭図は、
インド占星術をベースにした占星学。
横ラインの西洋占星術
龍頭図は、縦ラインを表し
それが天をも意味します。
そこで、「アムリタ」というワードが出て来て
わたしの内なる炎に
灯がついた感じでした。
天が歓ぶことで
地上に甘露がこぼれ落ちてくる・・・
そういうイメージで「歓露」と
名付けたのでした。
周りが宇宙(天)のイメージです。
そこから歓びがあふれて
雫が落ちる。
地球(自分自身)も その露(恩恵)を受けて
自分を生きていく。
地上で、
天の喜ぶことを成すと
再び、歓露があふれる・・・
その循環を表した作品です。
開催中に在廊することは
できませんが
作品を観に行って頂きたいと
心から感じます。
第26回 日本の美術 全国選抜作家展
2月11日(木・祝)~2月15日(月)
10:00~17:00
※初日は13:00~ 最終日は12:00まで
会場:東京・上野の森美術館
入場無料
いつも、ご訪問ありがとうございます。
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