奉納絵祉　景五龍(keilon)

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昨日は、広島中心部の会場で開かれた

嚴島の大聖院　吉田座主による
【空海生誕1250年　弘法大師空海と平清盛の嚴島信仰】を聴いてきました。

嚴島で大切な三つの場所

嚴島にゲストをご案内するとき、

本殿と大願寺は必ずセットにしています。

本殿に宗像三女神。

大願寺には、嚴島弁財天。

今年６月１７日　嚴島弁財天の御開帳の日に
リトリートdayを開催して

秘仏を拝顔して参りました。

そして、たくさん歩けるかたには、大聖院(だいしょういん)をご案内。

そこには、嚴島の本地仏の十一面観音がいらっしゃるからです。

真言宗御室派”総本山”が京都の仁和寺で
御室派の現在２つある”大本山”のうちのひとつが大聖院にあたります。

仁和寺がどうして素晴らしいのか。

というおはなしを、吉田座主から伺いました。

仁和寺は、宇多天皇が初代の住職になり、
それから明治の廃仏毀釈まで30代にわたり
皇子や皇族が歴代の住職を務めていたそうです。

そして21代の当主は、嚴島とゆかりがあり、
嚴島御室と呼ばれ

嚴島は仁和寺との縁が濃くなったということです。
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また、空海と嚴島の関係は、

空海が尊敬していたかたが弥山で修行をされて
それに倣って弥山で修行をしたことが始まりらしいです。

さらに、

平清盛の夢枕に空海が現れ
嚴島の社殿を美しく再建するようにと言ったそうで、

｢平清盛が嚴島神社を造ったと有名だが
平清盛を嚴島に呼んだのは空海さんですから！｣

と、吉田座主は、にこやかにおっしゃっていました。

嚴島の神仏習合の歴史

市杵嶋姫の仏様版が　弁財天であるという
仏教側からの説があります。【本地垂迹（ほんじすいじゃく）説】

神仏分離までは、

今の本殿で弁財天にお経を唱え、

大願寺では経理と職人を差配する管理、

大聖院で僧侶を差配し、法要を担当。

三つでひとつの役割だったそうで
嚴島は、仏教色が濃かったということです。

そして、神社というのは、
そもそも白木造りが一般的で

朱で塗られているお社は、
吉田座主曰く、仏教のなごりだそうです。

さらに大鳥居も仏教のなごりがあるという話なのですが、

大鳥居は、海に置いてあるだけなんですよね。

わたしは　このことを初めて聞いたときには
信じがたいなぁと思っていましたが、

最近では　かなり多くのかたが知る話になっています。

それで、潮が満ちても浮かないよう、
風が吹いても倒れないよう

横に渡してある木の中は空洞になっていて
その中に”重し”としての石が入っている

ということも知られています。

大鳥居は、昨年まで修復されていました。

昔の資料に、その”重し”の石に
お経が書いてあると記されていることを
ご存じだった吉田座主は、

この大修復のときに、
そのお経が書かれた石を見るのが楽しみだったそうです。

しかし、結果は、

前回の鳥居の修復が
明治の神仏分離令の後だったようで

鳥居は神道のものなので
石にお経は書かれていなかったそうなのです。

約９０分のお話を伺って
嚴島は、神仏が融合している跡がたくさんあると理解できました。

吉田座主のお話は、

以前にも【密教の曼荼羅】という講義を
お聞きしたことがありますが、

豊富な知識と
時折、笑わせてくださるユーモアいっぱいの話で
全く退屈しないんですね。

大河ドラマ『平清盛』撮影時に

『深田恭子さんとツーショット撮ったのが思い出です』

という話に会場が一番湧きました(笑)

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これまでも嚴島の話題を

嚴島の行事に参加するたびに
いろんな場所で聴いてきています。

今月末の満月の日に開催する【嚴島プレミアムday】

昨夜、ブログ読者様にもご案内開始しました。

参加されるかたが
嚴島について、まだご存じない話も
お話できるかと思います。

まだお席が少しございますので
氣になられたかたは、ぜひご参加くださいませ。

 

投票よろしくお願いします！！
　　

 

それでは今日は、このあたりで･･･(*^-^*)