ソサノヲ~吾、誠を捧ぐ~ホツマツタヱで理解した神のアート

ご訪問ありがとうございます。

現在、3月末から始まる京都の展示会に向けて

作品を描いています。

神話の原書

さて・・・
一昨年から、展示会用に描く作品は、

八百万の神をテーマとしています。

初個展用に始めた作品製作でしたが

多くのかたに共感を得るシリーズとなりました。

作品を描く前は、

”これっ!”とひらめいた神様のことを調べます。

入念に調べて、得た言霊から戴く氣を
アートとして表現して行きます。

 

昨年から古事記や日本書紀よりも古い文献

ホツマツタヱを少しずつ学ぶ機会を得ています。

占星術において、師のルミナさんから

『神話は、書き換えられている』

と、聞きます。

最初の神話に出逢うことで、

本来の意味にたどり着けるのですね。

占星術の神話では、

山羊座のイメージである、ギリシャ神話が
最も書き換えられているようです。

山羊座の象徴 牧神パーンは、

巨人デュポーンに襲われ逃げる時に、
上半身が山羊、下半身が魚の姿になったと言われ

頼りない感じの神様像で表されています。

実際、山羊座さんはエネルギッシュ。

手を尽くし
行動する感じなんですよね。

そこにギリシャ神話との違和感を感じます。

もっと古いシュメール神話の山羊座の話では、

牧神パーンは、

エンキという名のあらゆる特性を備え

見事な手腕を発揮する神様で表現されていました。

山羊座の社会で活躍するイメージ、そのものの姿で

書かれており、

こちらが山羊座を表す神話の元だと言うことです。

 

日本の歴史書でも原書との違いがある

神話とは、

人の在りかたを示すものである

今、読んでいる本に書いてあります。

それゆえ、時代によって

人の理想の在りかたが変化することもあり

書き換えられていたり

省略されているのだと感じます。

その点において日本の神話 古事記や日本書紀と

日本の歴史の原書と言われるヲシテ文献の中の

ホツマツタヱでは、

内容が変わってきます。

古い神話に日本のDNAが込められていると感じれば

そこを学ぶことは必然だったように思えます。

 

この2月に入り、八百万の神アートを4作品描きましたが、

ホツマツタヱを通し面白かった神様、

ソサノヲ神(スサノオ)を
今回描きましたので

そのおはなしをお伝えしたいと思います。

わたしの中のソサノヲ像が見事に書き換えられたのでした。

ホツマツタヱで理解したソサノヲ

ソサノヲは、アマテルカミ(天照大神)とツクヨミ(月読命)と兄弟。

かなりの”ヤンチャ”キャラで有名です。

アマテルカミとの間で、

勝利に喜んで取った行動が、

作物を荒らす、

田んぼの水路を壊す、

神殿に脱糞、

馬の皮を剥ぎ機織りしている場でその馬を暴れさせる、

その騒ぎにより織女が亡くなる。

というのが古事記に書かれていたスサノオの悪行と言われる数々です。

そのせいで、アメテルカミは、

岩戸に隠れることになるのです。

そんな事件後、ソサノヲは、天津国を追放され

葦原中つ国に降り・・・

というストーリー。

ホツマツタヱにおいては、

ソサノヲが悪行と言われる行動を起こすための

動機があることが分かります。

ソサノヲは、幼い頃より落ち着きがなく、

乱暴であったため

天津神としての地位を与えられず、

大好きな女性(大祓祝詞に登場するハヤサスラヒメ)に求婚したのに、

迎えるための宮もなく

結婚は早いということで、夫婦になることが叶わず、

やさぐれていたというわけです。

ソサノヲの取っている行動は、

人間らしいと言えば、人間らしいのですが

その在りかたは、

神様と言えど、

同情する氣にもならず、

これまでアマテルカミ、ツクヨミの

作品を描いて来ましたが、

ソサノヲだけは、イメージが浮かばず

描いてませんでした。

先日、受講したホツマツタヱ講座が

たまたまソサノヲの話だったんです。

ソサノヲは、

女性の心情を思い遣ることに長けていたことが分かりました。

ホツマツタヱでは、

アマテルカミは男性神であり

そばめ(お妾さん)がいます。

モチコという女性が、そのひとり。

彼女がアマテルカミの長男を産んだのに

その長男が天皇になれなかった。

その悲しみを理解できたのがソサノヲさんだったそうです。

”アマテルカミの妾の氣持ちを汲んで暴れた”

正義だと思うこと(長男が天皇継承するべき)が叶わない

その無念さをモチコから感じたとき

ソサノヲは、 

自分の身の上を重ねたのだと感じます。

『ソサノヲ、なんだか愛すべきカミじゃない!!』


と、わたしの中で、グレードアップしたのです。

人間らしい在りかたとは、

生まれたままの姿という意味ではありませんよね。

あかちゃんのように不満があれば泣きわめくのでは

人が近づかなくなります。

他人の氣持ちを意識しながら

互いの良い世界が創れるのが 

人としての望ましい在りかただと感じます。 

その点で、ホツマツタヱのソサノヲは、

わたしの中で

良いポジションに付きました。

八百万の神アート 
【 ソサノヲ-吾、誠を捧ぐ- 】  

自分の中に”荒ぶる感情”が出たとき、 

”自分の誠(正義・大切なもの)と
反する現実”があることを認識できます。 

その誠との違和感に対し
見て見ぬふりをしなかったソサノヲ。

ソサノヲの取った行動は、暴力的でしたが、

その内面こそ、強いかただと認識しました。

『わたしたちの中には、凶暴性がある。』

これは科学者がチンパンジーを通して行った実験で

証明されています。

凶暴性があることを認識したとき、

愕然して否定する場合、

それが当然と受け入れる場合、

 

人それぞれですが、 

こどもを守る動物の親のように

大事なモノを守るときの”凶暴性”は、

持ち合わせていて当たり前。

そこを否定していては、ソサノヲを理解することが

難しかったと思います。

わたしの中で意識の拡大を起こしたソサノヲ。

感謝なのです。

ソサノヲのアートは、

”自らの大切”を守る意識を与えるアートです。

****************

ホツマツタヱを知ると、

いろんな驚きがあります。

どう咀嚼し、理解したことを

イメージに換えて行くのか。

頭がいっぱいになると

受け取れなくなるので

ここ最近は、散歩にもかかさず行っています。

中国ではオリンピックが開かれていて、

勇氣や喜び、美しさからの感動やワクワクを

与えてくれていますね。
競技を見ているときは、

ネガティブな感情を忘れているものです。

 

その感覚は世界共通の意識=普遍的意識。

世界のどこにいても

受け取れるものだと思います。

わたしのアートも

不安や怖れという負の意識のスパイラルから

抜け出せないかたには、

その次元から出られるように。

また、

すでに高い次元へ移行していらっしゃるかたには、

その波動をどんどん高めて戴けるように。

ワクワクする、

美しい

愛の波動を届けるものとして描きたいと励んでいます。

キラキラ24キラキラ

【 2022宇宙女子博 桜 】

2022年3月22日(火)~4月3日(日)
3/28休館 午前11時~午後6時(最終日午後4時)

会場:ギャラリーちいさいおうち 地図
京都府京都市下京区鶏鉾町478
阪急電鉄京都本線『烏丸』駅から徒歩1分

今年は、ナント2週間開催!

アート(絵画)、雑貨(アクセ類)、セラピーで
宇宙との繋がりを演出する展覧会です。

会場では、ワークショップ、セッションなどの催しも(o^^o)

今年は、わたしも京都に行き 在廊したいと思っています。

スマホケースの実物も見本として展示しますので、(受注生産です)
ギャラリーへお越しになって
手に取っていただけたらと思います。

一昨年のワークショップ風景

京町家、中庭のあるギャラリー

カフェコーナーも新設され、さらに良い空間になっています。

作品は、これから描いて参ります。

桜咲く京都へ新作を見に来てくださいね。

在廊予定は、決まり次第 ご案内します(o^^o)

 

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